2023.10.26

第10号メルマガ「リハナースほくと」

第10号メルマガ「リハナースほくと」令和5年10月26日発刊

【保護者の皆様へ】

 「とにかく暑かった!」と多くの方々が感じた今夏はまさに酷暑でしたが、季節はあっという間に秋から冬へ移り変わるたたずまいになっています。実は、後期がはじまって2ヶ月が経過したこの時期、学生にとってはもっとも落ち着いて学習に集中できる季節です。来春の卒業予定の学生たちは、万全の体制で国家試験勉強を始めています。

 お陰様でメルマガ「リハナースほくと」発刊も、節目の第10号となりました。

 今回は、新任教員ご紹介、今年度の国家試験対策、札幌看護医療専門学校との連携実習、実習リハーサルや課外活動、さらには、開田本部長の北海道社会貢献賞授賞などをトピックとしてまとめました。是非、ご一読下さい。

 資料はPDFデータとなっております。開けない方はAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください。

 

【新任教員のご挨拶】

看護学科専任教員:三上 あすか

 令和4年4月より看護学科にて実習インストラクターとして務めてまいりました「三上あすか」です。この度、10月1日より看護学科専任教員として引き続きお世話になることとなりました。

 臨床では、児童思春期精神科という比較的珍しい病棟で看護師として勤務してきた経験があります。その他、循環器・呼吸器病棟や成人の精神科病棟などでの経験を経て、数年前より看護基礎教育に携わってきました。

 学生の皆さんがナースの卵として成長するのみならず、看護師免許取得後も自分の強みを生かして全国で生き生きと活躍できることを目指して、共に成長していけるように取り組んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

【今年度の国家試験対策】

 最終学年での学びの仕上げは国家試験対策です。これまでの学習内容を復習しながら、理解が十分でないところは集中的に学び直す機会となります。

 グループ学習を基本としますが、個人で学びたいとする学生にはその意思を尊重しています。

 今回は、担任から今年度の国家試験対策についてご説明させていただきます。

 資料1(PDFデータ)

 

【多職種連携教育】

 9月25日、札幌看護医療専門学校(看護学科、臨床工学技士学科、歯科衛生士学科)からの提案で、本校(看護学科、理学療法学科、作業療法学科)との間で合同学習会(実習)が始めて開催されました。両校学生がそれぞれ14グループのどれかに入り、ZOOMによるグループ演習を行いました。グループ討論の後には、各グループからの代表発表がなされました。

 テーマは、「ALS患者さんの訪問看護導入から退院前カンファレンス」に関するものであり、3時間を超える演習となりました。途中web接続に不安定な瞬間がありましたが、概ね期待通りの実習となりました。

 本企画は学校や学科の枠を超えたものであり、新たな教育モデルとして大きな意味が感じられます。本校も、職業実践専門課程への申請を目指して目下臨床教育の内容充実を目指しているところであり、将来につながる魅力的な教育方式の一つと考えられます。本校の参加学生の感想は以下の資料をご覧下さい。

 資料2(PDFデータ)

 

【学生が選ぶ今年度前期の興味深かった授業(講義、演習、実習など全ての授業を含む)

 本校3学科11クラスでは、毎日、様々な授業が展開されています。今回、各クラス1名の学生に前期授業で興味深かった授業をどれか一つあるいは二つを選んでもらい、簡単なコメントをまとめてもらいました。その内容は以下の資料からご覧下さい。

 資料3(PDFデータ)

 

【卒業研究の進捗状況】

理学療法学科

 3年次で始まるゼミで学んだ内容をベースにして、4年次の始めにはテーマを設定します。4月から研究が開始され、途中臨床実習のため中断しますが、9月末までに実験を終了します。10月中旬に卒業研究発表会をした後、論文執筆に着手します。12月初旬には完成します。研究論文集は卒業式に学生に手渡す予定です。

作業療法学科

 カリキュラム変更に伴い、3年次からテーマを担当教員と班員で設定し、研究に取り掛かります。4月には研究発表を終えます。途中臨床実習で中断がありますが、8月上旬には論文作成に着手します。今年度は、2ヶ月ほどでまとめが完了しております。現在、卒業式に配布できるように、卒業研究論文集の作成の方へ作業が進んでおります。

看護学科

 例年、看護学科では、大きな課題については担当教員から指示が出され、学生はテーマ選びや研究・調査活動などをグループごとに進めて行きます。理学療法学科や作業療法学科と比べ1年間就業年数が短いため、卒業研究の活動は3年次の秋頃から集中してなされています。研究発表会は1月初旬に開催予定です。

 資料4(PDFデータ)

 

【在校生の実習や課外活動】

小児看護学実習Ⅰ(実習前のリハーサル)

 子供達と接する保育所実習では「どのような実習にするか」を考え、自分たちでその準備することはとても大切なアプローチと思われます。今回、小道具作りから寸劇の練習までを仲間と楽しみながらあるグループが実習リハーサルを行いました。その様子アップしましたので、ご視聴ください。

 

紅葉の登山(登山編その2)

 山ガール2人組が秋の紅葉を目指して大雪山系黒岳登山に挑戦。人生初めてということでしたが、十分余裕が感じられる登山になったようです。動画担当の教員は一瞬たりとも出演してはいませんが、学生たちの表情をうまく映し出すため、先になったり後になったりして撮影致しました。皆さん、本当にお疲れ様でした。

 

休日キャンプ

 コロナ禍が続いているため、この3~4年間でアウトドア活動が全国的に盛んになっています。旭川やその近郊にもキャンプ場が幾つもあり、今回、本校の学生たちにとってもゆったりと流れる時間でリフレッシュをはかる良い機会になったようです。前号でのご紹介が間に合いませんでしたので、遅ればせながら紹介させていただきます。

 

【令和5年度学校祭開催】

 4年ぶりに2日間の日程で学校祭「北保祭~北保清新~」が開催されました。

 学生には以前の学校祭経験者がいないため、学生委員会の三浦教員や学生委員会学生部のメンバーが中心となって、立案や準備、対外交渉など様々な作業を鋭意進めてまいりました。

 お陰様で、当日まで多くの学生や教職員が具体的な準備を進めることができ、仲間とともにそれぞれのステップを十分楽しめた学校祭となりました。

 スナップ写真などは以下の資料からご覧下さい。

 資料5(PDFデータ)

 

【地域社会貢献・学術貢献など】

北海道社会貢献賞

 この度、本校開田仁司本部長が令和5年度地域活動推進功労者として北海道社会貢献賞を受賞されましたので、お知らせいたします。

 授賞式は10月30日に道庁で行われます。長年、旭川情報ビジネス専門学校の教員・校長として北海道の私立専門学校の活動推進に様々な貢献してこられたことが高く評価されたものです。

 本校としても、今回の受賞をとても誇りに感じます。さらなるご活躍を願っております。

 

あさひかわ健康まつり

 9月30日、道北アークス大雪アリーナで「令和5年度あさひかわ健康まつり」が開催されました。全体で16ブースからなる企画であり、「歯の健康」を中心としたブースが目玉企画の一つです。

 公益社団法人北海道理学療法士会や作業療法士会のブースでは、本校も直接間接的に協力させていただいております。左のポスターには一部の教員や学生が参加した様子が掲載されています。健康祭りはコロナ禍による中止から5年ぶりの開催となり、以前のような賑わいを見せておりました。

 本校では、旭川市やその他公的機関と協力しながら地域貢献やボランティア活動に参加することは、本校学生が様々な経験を積む貴重な教育的機会であるととらえています。

 

 

 

あさひかわみんなのおまつり2023

 10月15日に旭川のアッシュアトリウム(買い物公園)で行われたイベントは、旭川青年会議所2023年ダイバーcity委員会が主催した企画であり、「旭川の未来をみんなでつくって行こう」とする趣旨でなされたものです。

 当日は秋晴れに恵まれ、市内の活動団体、企業、高校などのブース(10+アルファ)のどれもが盛況でした。

 本校作業療法学科のブースは、西館教員とゼミの学生が元気に参加いたしました。

 来場者には高齢社会におけるリハビリテーションの必要性と可能性について、西館教員から丁寧な説明がなされました。

 ブース出展をサポートしてくれた学生にとっても、今回の企画はとても貴重な経験になったと考えられます。

 

 

【研修会・学会報告】

立野奨先生による教職員研修会

 8月21日(月)に教職員向け研修会が実施されました。

 今回の研修会で講師を務めて頂いたのは「スカイネット(株)の立野奨先生」です。本業は人材派遣会社の取締役を務めておられ、ご本人はプロのマジシャンでもあります。また、恵まれない人々を社会に出すための活動を行ったり、引きこもり学生の援助など社会貢献活動を幅広くおやりになっております。

 研修会のテーマですが〜マジシャンの観点から見た「教育」~という演題で講演をいただきました。

 その一部の内容は以下の資料をご参照下さい。

 資料6(PDFデータ)

 

学会報告

 9月23日室蘭市民会館で開催された日本産業衛生学会北海道部会では、今回、本校校長がリーダーとなっている旭川医大との共同研究グループはこれまでの研究成果を発表いたしました。

 研究内容は、「イミダゾールペプチドのアルツハイマー病(AD)発症の遅延効果」に関するものであり、ADの発症や症状の遅延効果をADモデルマウスやADモデル細胞系を用いて明らかにした成果です。

 今後、MCI(軽度認知機能障害)や初期ADへの進行を予防する一つの方法としてイミダゾールペプチドの可能性が期待されています。

 資料7(PDFデータ)

 

【保護者・学生アンケート実施に関するお願い】

 12月1日から31日までの期間で保護者アンケートおよび学生アンケート実施を計画しております。

 保護者の皆様には11月中~下旬にアンケート用紙等を郵送させて頂きます。学生の皆さんには学校でアンケート用紙や、google formのQRコードを配布いたします。是非、今年度もアンケートにご協力頂ければ幸甚に存じます。

 昨年度のアンケートのまとめは以下から閲覧できます。

 学生アンケート結果 保護者アンケート結果

 

【既刊メルマガの閲覧数調査】

 メルマガ既刊号の閲覧数を調査してみました。マチコミ登録者は193名ですが、発刊日から1~2週間でほぼ全ての登録者にはご覧いただけていると考えられます。

 詳細は以下の資料をご覧ください。

 資料8(PDFデータ)

【編集後記】

 国家試験当日までのこの3ヶ月半が、まさに勝負の期間になります。受験する学生さんには、最後まで体調を崩さず、勉強と模擬試験を繰り返しながらの学生生活を継続して頂きたいと願っております。疑問点があれば、いつでも、どんなことで、もとにかく教員にご質問して頂きたいものです。

 毎年、国家試験受験を終えた段階で学生さんにインタビューをしてみますと、「これまでの人生で最も勉強した期間であった」、「学ぶにつれ理解が深まることが楽しかった」、「たまには息抜きもでき、グループの皆と学んだことが良い思い出になった」、「毎日学校にくると自然と勉強モードになれた」、「受験の手応えがあり合格が確信できたのは先生方の叱咤激励のお陰です」、「北都で学べたことがこれまでの人生において最大の幸せだ」等のコメントを頂いております。

 「今年度の受験生全員が栄冠を勝ち得て卒業される」ことを切に願っております。

 

既刊メルマガのバックナンバー

 既刊号の閲覧が可能です。一部の映像などご視聴できないものがありますので、予めご了承下さい。


 リハナースほくと第9号

 (令和5年8月18日:学校祭開催のお知らせ、学外実習を終えての感想、課外活動報告、各医療業界のニュース、本校からの各報告書など)


 リハナースほくと第8号

 (令和5年6月13日:新任挨拶、国家試験結果まとめ、新入生メッセージ、自己点検・自己評価報告書など)


 リハナースほくと第7号

 (令和5年3月22日:理事長祝辞、教職員からのメッセージ、在校生からのメッセージ、学生アンケートのまとめなど)


 リハナースほくと第6号

 (令和5年2月10日:国試受験者への激励、国試関連の日程、卒業式のご案内、この1年間の思い出、保護者アンケートのまとめなど)


 リハナースほくと第5号

 (令和4年12月19日:本部長挨拶、担任報告、理学療法学科の学科紹介、誓いの式、1年生へのインタビュー、その他後期の各種イベントなど)


 リハナースほくと第4号 

 (令和4年8月16日:教職員紹介、学生アンケートのまとめ、令和3年度事業報告など)


 リハナースほくと第3号 

 (令和4年4月19日:国試合格率、保護者アンケートのまとめ、卒業生からのメッセージなど)


 リハナースほくと第2号 

 (令和4年2月7日:卒業式のご案内、春季休業の予定、成績通知など)


 リハナースほくと第1号 

 (令和3年12月7日:除雪体操、前年度の保護者・学生アンケートのまとめ、本校SNSへの誘いなど)

 

【発刊元およびご意見送付先】

 本校に対するご意見やご要望等がございましたら、いつでも下記にご連絡頂きたく存じます。

学校法人稲積学園 北都保健福祉専門学校メルマガ「リハナースほくと」

〒078-8801 北海道旭川市緑が丘東1条2丁目1番28号

電話:0166-66-2500

Email:jimukyoku@hokuho-acjp.check-xbiz.jp